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先生たちが制作した動画が話題に!~名古屋市立第三幼稚園

投稿日:2020-07-11 更新日:

変わることのない「繋がり」と、さらに深まった「信頼」の現場から

新型コロナウイルスの影響により、国からの自粛要請で小さな子どもがいる家庭でも大きな変化をもたらされました。目に見えない恐ろしさとともに、通園させることが出来なくなった人や、園を利用していた人など、環境や気持ちの変化を感じる状況にあったと思います。今回は、そのとき園はどのように対応していたのか、先生たちはどんなふうにして子どもたちや保護者と関わりをもっていたのかを〈保育園〉・〈幼稚園〉に取材しました。

 

名古屋市立 第三幼稚園

名古屋市西区にある「第三幼稚園」。創立は1915年と歴史も深く、これまでに多くの子どもたちの成長を見守っている園。お邪魔した日は園長先生をはじめ、全員の先生にお集まりいただき、話を伺うことが出来ました。

 

2月の終わりに教育委員会より突然の休園通知。そろそろ卒園に向けての準備をする矢先のことでした。休園前日は有志の保護者で結成された「第三バンド」による演奏とともに、年長組とのお別れ会を急遽開催。また、休園になりましたが、修了式だけは行えることになりました。本来なら子どもたちとともに、進級や小学校生活を楽しみながらの準備。園児の休園期間で先生のみとなったのは残念でしたが、一生に一度の時間を思い出深いものとなるよう、そして子どもたちの負担がないようにと配慮しながら行ないました。

 

 

その後も次々と来る教育委員会からの方針に対応。先生たちは自身の体調管理や通勤時(公共交通機関利用)の心配、マスクや消毒薬がなくなっていく不安を抱えつつ、入園式・始業式を無理なく安全にできるよう準備を行なっていました。万が一に備え、園での勤務と在宅勤務の二つの班にし、リスク回避も。子ども達、保護者への対応としては在園児の家庭へは2週間に一度、担任の先生から電話をかけていたとのこと。家庭での過ごし方や体調、ご家族について伺いながら、それぞれの家庭にストレスが溜まらないよう、少しでも不安を取り除けるように寄り添っていたそうです。また、気持ちを繋ぐ言葉を子どもたちにも。その頃、先生たち出演のYouTube動画を配信していたので、その話でも楽しく盛り上がれたそうです。入園前の子どもがいる家庭に向けても再開時には安心して通園できるように、手紙やメール、電話などでお知らせをしていました。

 

5月の終わり頃、慣らし保育期間を経て6月1日より再開。当初は久々の園生活に戸惑い、友達と遊ぶことができない子や泣いてしまう子もいたのですが、今はみんな元気に登園。
今回のコロナでよく言われている「三密・ソーシャルディスタンス」は、子どもたちの間では難しいこともありますが、マスクは着用できている子が多いです。園としては毎日の机やおもちゃの消毒、より丁寧な除菌・清掃を心掛け、子どもたちへ手洗い・うがいをこまめにするよう促しています。

 

 

その手洗いについてですが、先生たちのYouTube動画の写真と歌詞を手洗い場に掲示。子どもたちがそれを見て、楽し手洗いしています。以前より上手に行なえているので効果を感じています。昼食ではひとりずつ距離を保っていますが、楽しくなると会話も増えてしまいがち。ただ、幼稚園は楽しいところにしてほしいので、あまり制約するのも…と。先生たちとは週案(週毎の話し合い)を通し、今後の対応について話し合っています。今は毎年恒例の夕涼み会をどのようにしたら開催できるのかを検討しているところです。

「今回の出来事を通して、保護者も長期間、コロナで辛かったと思います。今回は保育者からの発信が多くなりましたが、手紙や電話、メール、そしてYouTubeとさまざまなカタチを通して繋がれたのは子どもとだけでなく、保護者とも、そして先生間の繋がりも深くなれたと感じております。今後は園からはもちろん、心配事や不安があれば、ざっくばらんに話してください。そんな親しい関係性で子どもや保護者と繋がっていきたいです。」

 

 

最後にそう話されていた平松園長。この辛い時期を、たくさんの笑顔と愛で乗り越えた第三幼稚園。これからも多くの人との繋がりをもって、さらに幸せな幼児期となるのを応援していく姿が目に浮かびました。

 

 

話題の動画は第三幼稚園さんのホームページからチェックできます!
取材時の先生たち一人ひとりの感想は別の回でお伝えします。こちらもお楽しみください!
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紅林満環子(知育ism副編集長)

紅林満環子(知育ism副編集長)

一男一女、一トイプードル、そして一夫(笑)。 年を重ねる毎に楽しさと学びも重ねていけるようにしたい私です。 2020年も笑顔で過ごせることに感謝し、日々を大切に味わっていきたいです。

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