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oneチームで乗り越えたこと ~第三幼稚園の先生方より 

投稿日:2020-07-15 更新日:

今年の春はコロナという未曾有の事態でどこも大変だったと思います。その中を、いかに子どもたちと保護者の心に笑顔と安らぎを与えていけるかを、真摯に、そして楽しさをもって向き合っていた名古屋市立第三幼稚園の先生方。そのときのお話を伺う中で、先生一人一人がどんな気持ちになっていたのかや感じたこと(仕事と子どもたちについて)をお伺いしました。(お話を伺った順です。)

 

気付いたこと、感じたこと

 

 

安藤先生:毎日子どもたちと接する中で、ときには大変さを感じることもある仕事ですが、自粛により園の子どもたちと会えない時間はとても寂しかったです。その後、幼稚園が再開して子どもたちの元気な声が聞けたり、笑顔が見られたりしたときは本当に嬉しかったです。子どもたちの声が聞こえる仕事って本当にすてきだなと改めて思いました。

 

福田先生:自粛期間の約2か月間は物足りない日々を過ごしていました。今年度は年長担当なのですが、6月の再開から、子どもたちもコロナについて知っていることや気を付けていることを伝えてくれることが多いので、「今、こういう状況だからこそどういう生活をしたらいいのか」について、子どもたちと一緒に考えるのが大事なんだなと思っています。子どもたちと過ごせる時間を大切にしていきたいです。

 

上嶋先生:子どもたちに囲まれて過ごすことがあたり前に思っていたのだと感じました。自粛期間中、時間はあっても寂しさに溢れていました。子どもたちと過ごせるようになった今は、何気ないことでもより可愛く感じます。また、我が子(園児)が園に通うのを楽しみにしている姿からも改めて「園」という存在を大切に思いました。

 

髙田先生:今まで味わったことのない生活でした。6月に入り、不安もありましたが蓋を開けたら子どもたちが、自分なりに、一生懸命幼稚園に慣れよう、園を待っていたよ、という気持ちが伝わってきて本当に良かったです。他の先生よりも経験があるのですが、周りの先生方の頑張りをみて、私も子どもたちとともに頑張ろうと思いました。今は今後への不安を感じるよりも毎日をポジティブに過ごすことを大切にしたいと思います。子どもたちに、「こんなことしてあげたいな」という思いの方が強いです。

 

 

本多先生:他園からきて1年目なので、園に行けないことにさまざまな不安も感じましたが、自粛期間は再開したら子どもたちが楽しんでくれるものをたくさん作って過ごしていました。2か月ぶりの再開時はやっと会える嬉しさと先生って分かってもらえるか不安もありましたが、最初の不安よりも「こういう風にしたら楽しいかな」と思い出しながら関わっていきました。そして、なによりも子どもに会うと元気になれる自分でした。

 

山田先生:自粛期間は事務仕事や制作のできる時間が増えて忙しかったけど「この疲れじゃない」と感じていました。ですが、子どもたちといっぱい関わる時間が戻ってきた今は、「この疲れ。これこれ!」と楽しい疲れを感じています。あたり前だった日常がなくなり、この仕事は人と関わることが大前提だったんだな、と改めて感じました。家族からも「再開してからの方がいい顔をしている」と言われました。子どもたちとの関わりを大切に感じていたことに気づけた2か月間でした。

 

野崎先生:改めて、日常のあたり前〈園があり、子どもたちがきて、健康に過ごせる〉が一番だなと思いました。ステイホームが終わり、人と関わる(子どもたちや保護者)と話が出来るようになって本当に楽しいです。画面を通して会えるのも便利ですが、直接人と話せるのが嬉しく、早くマスクなしで会話ができる社会に戻ってほしいです。転勤してきて1年目なのですが、何かやろうとしたときに、先生方がすぐに集まって「よしやるよ!」というoneチームの良さを感じる園にいること、ここの一員になれたことに嬉しさを感じ、ここで頑張っていこうと思いました。この2か月間は子どもが来なくて寂しかったのですが、そんな良い時間の過ごし方もできたと思います。

 

平松園長:これまでの保育の姿で素敵な先生たちとは分かっていたが、子どもの保育ではないYouTubeを作る姿の中で、改めて先生たちの「こんな才能があるんだ」というところに気付かされました。苦しい状況でありましたが、その中で、ひとつのものを作り上げていく過程で先生たちがさらに仲の良い雰囲気になっていくのを見て、園長としてもとても嬉しく思いました。この先、コロナの不安もある中でいろんな行事を行なっていくのですが、子どもたちにとっていい経験となる行事にしていくために、この素敵な先生たちといっぱい話し合って進めていくんだな、という思いです。

 

 

 

YouTube制作について

 どの先生も〈子どもたちがいるあたり前〉がなくなった自粛期間を寂しく思っていたそうです。しかし、常に子どもたちのことを考え、この期間を元気に、笑顔で過ごせるように先生方でYouTubeを制作されたとのこと。元々は市立幼稚園の園長先生23人が集まってのYouTube配信を見て、うちの園オリジナルの動画を作れないものかと先生たちで思ったそうです。

第一弾から始まり、その後の反響の多さから現在までに8本もの動画を制作。

当初は取り直しも多かったそうですが、今ではその場でアドリブまで入れるほど。また、それぞれの先生がもつ強みを生かし、構成・演出・編集などを分担し、作り上げています。「納豆の手遊び動画」を配信するにあたっては、使用したい歌の許可をもらうために、園長先生が納豆会社へ連絡されたそうです。 

 

まさにoneチームの第三幼稚園。

みんなが集まれないときもLINEなどで繋がりながら、子どもたちの笑顔を浮かべ、幼稚園生活を楽しみにしてもらえるように…。先生たちも今回のYouTube制作でより絆が深まったそうです。自粛の二ヶ月間をマイナスだけに捉えることなく、プラスに変えていけるチカラに。子どもたちが健やかに育っていくのを感じさせられた第三幼稚園でした。

 

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紅林満環子(知育ism副編集長)

紅林満環子(知育ism副編集長)

一男一女、一トイプードル、そして一夫(笑)。 年を重ねる毎に楽しさと学びも重ねていけるようにしたい私です。 2020年も笑顔で過ごせることに感謝し、日々を大切に味わっていきたいです。

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