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大好きなママとの「あそび」が、子どもの脳を育てる

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忙しいママでもできる「脳育て」「心育て」

「子どもと遊んであげたいけど、なかなか時間がない!」確かにお母さんたちは、いつも忙しいですね。
まずは毎日の生活が優先ですから、「家事をして、時間があったら子どもとあそぶ時間も作ろう!」と思いながら、結果的に「あそぶ時間」がかなり少なくなってしまうのではないでしょうか。

でも、その時間が、子どもの脳の発達において、とても重要だとしたら?
忙しい毎日の中で、優先順位を少し上げて、ほんの10分でもお子さんと向き合い、お子さんの表情を見て、楽しいと思えることを一緒にしてみて下さい。お子さんにとって、一番安心できるお母さんと一緒にあそぶことが、「脳育て」「心育て」につながります。

 

 

3歳くらいまでに発達する前頭前野


人の脳には、おでこの裏あたりに「前頭前野」という思考・行動・判断をつかさどる領域があります。また、集団生活で周りの状況に合わせて自分の動きを決めることも、この前頭前野からの命令です。他者とのコミュニケーション、怒りのコントロールなどの大事な司令塔とも言えます。

 

「あそび」という「具体的操作」が就学後に力を発揮する

この前頭前野を鍛えるのが、手・指・目などを十分に使った「あそび」でありそれを「具体的操作」と言います。
幼児期は、具体的操作(実際にそのものに触れ、使い、動かす)によって、優れた神経プログラミングを行う時期です。

例えば「数」の領域について、計算の仕方、足し算や九九などがスラスラ言えても、本当に数概念が身につき、その意味を理解した上でなければ、小学校では算数の文章題や応用問題で、壁に突き当たります。
幼児期には、計算の仕方を覚えさせるより、数の遊びを具体物によってさまざまな角度から体験させる方が、その後の算数の学習において、はるかに有効です。

国語でも、例えば「名詞」「形容詞」などをどんなにたくさん言えても、書けても、その物に触れたり、重さを感じたり、においをかいだり、という実体験がなければ、ただの「音」「文字」に過ぎません。
「実際の体験」によるものこそ、本当の知識になるのです。

 

 

安心して「一緒に」あそぶことで育つ「心の脳」

幼児期に一番身近で、必要としているお母さんと「一緒に」あそびをすることで前頭前野が強く刺激されます。
勉強はもちろんのこと、集中力が高まり、知覚器、感覚器、運動機能が活性化し、周囲をよく見る注意力が上がり、人としての能力全般、いわゆる「心の脳」が、育ちます。

では、「具体的操作」とは、どんな遊びなのか? それはまた次回にお話ししますね。

 

監修:橋 薫(はし かおる)
MPU認定プロフェッショナルコーチ
個別指導SSAジュニアフォーラム講師・小学部責任者
知能研究所認定インストラクター
特別支援教育支援員ボランティア学習塾で長年、学習指導と教室運営に携わる。幼児の知能教育や、発達支援の分野でも活動し、3年前から、母と子に寄り添う子育てコーチとして、指導や講座なども展開している。
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相田彩香(知育ism編集長)

相田彩香(知育ism編集長)

息子一人、トイプードル2匹の母親(現在、3匹の子犬も)。仕事とPTA(母代)の仕事と、野球のクラブチームの役員と、、、超多忙な毎日。趣味は、自分に合った文房具を探すること。お気に入りの一品を見つけるまで、とことんリサーチ。

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